有害事象/副作用発現率、発現時期及び適正使用の目安
エスワンタイホウ+ドセタキセル療法(DS 療法)〈胃癌術後補助療法〉
主な有害事象発現率(n=341)
Grade分類は、CTCAE v4.0で集計
Yoshida K, et al. J Clin Oncol. 2019; 37(15): 1296-1304
コース内休薬・再開基準
- (1)エスワンタイホウ投与中、「エスワンタイホウのコース内休止基準」に1つでも該当した場合は、エスワンタイホウの投与を休止する。
- (2)エスワンタイホウ休止後、「エスワンタイホウのコース内投与再開基準」を全て満たしたことを確認してからエスワンタイホウ投与を再開する。
- (3)同一コース内においては、Day 15(8コース以降のエスワンタイホウ単独投与時はDay 29)を超えてエスワンタイホウを投与しないこと。
エスワンタイホウのコース内休止基準
エスワンタイホウのコース内投与再開基準
エスワンタイホウ、ドセタキセル投与休止後再開時の減量基準
- (1)各コース内で「エスワンタイホウ、ドセタキセル投与休止後再開時の減量基準」に該当した場合は、再開時にエスワンタイホウとドセタキセルを「エスワンタイホウの減量用量レベル」、「ドセタキセルの減量用量レベル」に従い減量する。
- (2)エスワンタイホウ、ドセタキセルのどちらの薬剤に起因する有害事象であるか判断できる場合は、その薬剤についてのみ減量しても構わない。
- (3)主治医が必要と判断した場合は「エスワンタイホウのコース内休止基準」、「エスワンタイホウ、ドセタキセル投与休止後再開時の減量基準」に該当していなくてもエスワンタイホウを休止・減量することができる。
エスワンタイホウ、ドセタキセル投与休止後再開時の減量基準
エスワンタイホウの減量用量レベル
※:朝40mg 夕20mg
ドセタキセルの減量用量レベル
参考
Yoshida K, et al. J Clin Oncol. 2019; 37(15): 1296-1304
StageⅢの治癒切除胃癌に対する術後補助化学療法としてのS-1+Docetaxel併用療法とS-1単独療法のランダム化比較第Ⅲ相試験
各基準におけるGradeはCTCAE v4.0に準拠
エスワンタイホウの使用にあたっては用法及び用量をご参照ください。