レジメン・副作用一覧

有害事象/副作用発現率、発現時期及び適正使用の目安

エスワンタイホウ+シスプラチン療法(SP療法)

主な有害事象発現率(n=148)

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Grade分類は、NCI-CTC ver.2.0で集計

ヘモグロビン減少は貧血とした

進行胃癌を対象としたS-1+CDDP 併用試験(SPIRITS試験)統括報告書より作成

適正使用の目安

ULN:(施設)基準値上限

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投与開始量は、クレアチニンクリアランス(実測値あるいは推定値)だけで定まるものではなく、患者の状態によっては80 mL/min以上の症例であっても減量が必要な場合もある。

 ※:適正使用基準に回復するまで投与延期することが望ましく、本剤の投与を必要とする場合には頻回に検査し、慎重に観察しながら投与する。

※※:非小細胞肺癌における治験時にはクレアチニンクリアランス60 mL/min未満における試験結果はない。進行胃癌を対象としたS-1+CDDP併用試験(SPIRITS試験)において、投与前クレアチニンクリアランスが50~60 mL/minの症例(21/148例)では、好中球数減少、ヘモグロビン減少、食欲不振の発現率が高い傾向を示した。なお、クレアチニンクリアランス50 mL/min未満における試験結果はない。

 注:重篤な骨髄抑制のある患者、重篤な腎障害のある患者、重篤な肝障害のある患者には投与しないこと。

休薬・減量・再開の目安

ULN:(施設)基準値上限 ( ):目安となる検査値の絶対値 TPN:非経口栄養

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再開方法の目安

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注1:休薬を考慮する値・目安のGradeはCTCAE v3.0をベースにエスワンタイホウ適正使用の目安を基に一部変更を加えて作成。

注2:休薬・減量・再開の目安であって、絶対的なものではないため、患者の状態や発現時期などを考慮して休薬や再開を決定。

注3:進行胃癌を対象としたS-1+CDDP併用試験(SPIRITS試験)において、投与前クレアチニンクリアランスが50~60 mL/minの症例(21/148例)では、好中球数減少、ヘモグロビン減少、食欲不振の発現率が高い傾向を示した。クレアチニンクリアランス60 mL/min未満で投与開始する場合には、休薬・減量について注意が必要。

エスワンタイホウの使用にあたっては用法及び用量をご参照ください。