有害事象/副作用発現率、発現時期及び適正使用の目安
エスワンタイホウ+オキサリプラチン療法(SOX療法)
主な有害事象発現率(n=338)
Grade分類は、CTCAE v3.0で集計
Yamada Y, et al. Ann Oncol. 2015; 26 (1): 141-148
コース内休薬・再開基準
エスワンタイホウ投与期間中に以下の有害事象を認めた場合、エスワンタイホウを休薬する。有害事象が再開基準を満たすことを確認後、「減量・中止基準」に従ってエスワンタイホウを再開する。ただし、エスワンタイホウを休薬し15日目までに再開基準を満たさなかった場合、次コース開始まで休薬する。
ULN:(施設)基準値上限
*肝転移巣等の原疾患に起因して高値を示す症例で、登録時にULNの2.5倍を超える症例は、治験においては治験責任医師等の判断により、ULNの5倍まで許容する。
減量・中止基準
前コースの投与後に有害事象を認めた場合、以下の基準に従う。
*1 血小板輸血を実施した場合は減量を考慮する。
*2 L-OHP投与中にアレルギー症状(Grade 1、2)が発現した場合は、投与を中断し、経過観察の上、必要に応じて適切な処置を行う。回復後、中断した投与を再開する場合には、点滴速度を1/2~1/3にするなど考慮する。また、次コース以降の投与は、L-OHPの点滴時間を4~6時間に延長することも考慮する。
投与予定日に末梢神経症状を認めた場合、以下の基準に従う。
参考
Yamada Y, et al. Ann Oncol. 2015; 26 (1): 141-148
化学療法未治療の進行・再発胃癌に対するS-1/CDDP療法とS-1/L-OHP療法の無作為化比較第Ⅲ相臨床試験[JapicCTI-101021]
各基準におけるGradeはCTCAE v3.0に準拠
エスワンタイホウの使用にあたっては用法及び用量をご参照ください。