有害事象/副作用発現率、発現時期及び適正使用の目安
エスワンタイホウ+オキサリプラチン+ベバシズマブ療法
主な副作用発現率(n=250)
Grade分類はCTCAE v3.0で集計
Yamada Y, et al. Lancet Oncol. 2013; 14(13): 1278-1286
Baba H, et al. ESMO Open. 2017; 2(1): e000135
副作用発現時期の目安
・山のピークは分布であり、症状の程度ではない。
コース内休薬・再開基準
エスワンタイホウ投与期間中に以下の有害事象を認めた場合、エスワンタイホウを休薬する。有害事象が再開基準を満たすことを確認後、「減量・中止基準」に従ってエスワンタイホウを再開する。ただし、エスワンタイホウを休薬し15日目までに再開基準を満たさなかった場合、次コース開始まで休薬する。
減量・中止基準
前コースの投与後に有害事象を認めた場合、以下の基準に従う。
*1 好中球数、血小板数について「投与開始基準」にも留意する。
*2 次コース開始予定日に血小板数75,000/㎜3以上100,000/㎜3未満の場合には、L-OHPを1段階減量して次コースを開始すること。ただし、さらに次々コース以降も75,000/㎜3以上100,000/㎜3未満が継続する場合は、L-OHPの減量を必須とはしない。
以下のベバシズマブ投与中止基準に1つでも該当した場合、ベバシズマブの投与を中止する。投与を中止した場合、症状が軽快/回復しても以後のベバシズマブの投与再開は行わない。
*SOFT 試験ではベバシズマブの血栓症/ 塞栓症の投与中止基準は「Grade 3以上」であったが、最新のアバスチン適正使用ガイド(結腸・直腸)を参考に基準を修正した。
参考
Yamada Y, et al. Lancet Oncol. 2013; 14(13): 1278-1286
Baba H, et al. ESMO Open. 2017; 2(1): e000135
切除不能大腸癌に対する5FU/I-LV/oxaliplatin(FOLFOX)+bevacizumabとS-1/oxaliplatin(SOX)+bevacizumabとのランダム化比較第Ⅲ相試験[JapicCTI-090699]
各基準におけるGradeはCTCAE v3.0に準拠
エスワンタイホウの使用にあたっては用法及び用量をご参照ください。